起立性調節障害と自律神経失調症
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BLOG:今日のお客様
2022.09.18
起立性調節障害は、思春期に発症する自律神経失調症です
現在、起立性調節障害のお子さんを持つご両親にお伝えします
起立性調節障害は精神疾患ではありません!
まずはこのことをご理解下さい
(但し、この症状で投薬が長期にわたる場合は類似の症状になる場合も考えられます)
もし、あなたのお子さんに根あ症状があったら
① 朝、起きられない
起きようと思っても起きられない
目は覚めていても身体がだるい
中々目が覚めず起こされていることも覚えていない
(起立性調節障害とは異なり睡眠障害の場合もあります)
② 立ちくらみ
椅子から立ち上がると目まいがして身体がふらつく
③ 全身の倦怠感
カラダが重たくてだるい
午前中はだるく午後あたりからだるさは軽減し夜中にはだるさは無くなる
④ 食欲不振
お腹がすくことは無く食欲がない
⑤ 立っていると気分が悪くなる
学校の朝礼や電車・バスなどを待っていると気分が悪くなる
⑥ 失神発作
景色が見えにくくなる・気分が悪くなる・冷や汗・動悸
などの後に気を失って倒れることがある
または、突然気を失う場合がある
⑦ 動悸
午前中に起こりやすく、立ち上がったときや階段を上り降りする際に
胸がドキドキする
⑧ 頭痛
起立性調節障害特有の頭痛・片頭痛・緊張型頭痛が混在する場合が多いので頭痛薬の服用は注意
⑨ 夜になっても中々寝つけない
日中に体調が悪く夜は目が冴えて寝つけない
無理に寝ようとすると更に目が冴えてしまう
夜に副交感神経が優位にならない自律神経の働きが上手くいかない典型的な症状
夜更かし・朝寝坊・怠け者と言う印象が強いのは起立性調節障害が原因で本人の意思で行っていることではありません
⑩ イライラ感が強く、集中力が無い
午前中はほとんど頭が回らず、思考力が低下しているので授業にも身が入らない
午後になると思考力は回復するが、勉強が遅れるのでイライラ感が更に大きくなる
思春期のお子さんがこのような症状があり病院を訪れ精密検査をしますが特に悪い所は無いと診断され
ご両親はどうしたらいいかお悩みの事だと思います
このような事が原因で、登校拒否や引きこもりにつながることも稀ではありません
小学生・中学生、約1000名のアンケート調査(専門機関のデーター)では
「朝起きれない、午前中は調子が悪い」は、小学生45%・中学生60%
「立ちくらみ」は、小学生25%・中学生45%
「立っていると気分が悪くなる」は、小学生10%・中学生30%
このように中学生になることで増えていることが分かります
また、小中高を通して女子に多く見られることも特徴的です
たぶん、女子の方が成長が早いため自律神経の発達が身体の成長と上手くマッチングしていかないことが考えられます
起立性調節障害は、思春期の自律神経失調症であり急激な身体発育のため自律神経の働きが追い付かないと言われています
心理的側面からは心配症や傷会が激しくストレスをためやすい傾向があります
一言で起立性調節障害と言ってもそれぞれ症状は異なるので、症状に沿った対応が重要です
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